
エドガーケイシー食事療法に興味があるものの「具体的に何を食べればいいの?」「普通の健康的な食事と何が違うの?」と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。食事のルールや食べ合わせの考え方があるため、初めて調べる人にとっては少し分かりにくい部分もあります。
エドガーケイシー食事療法は、20世紀のアメリカで活動したエドガー・ケイシーが提唱したとされる食事法で、野菜や果物を中心に、加工食品や脂っこい食事を控えることを重視しています。
食事全体の8割をアルカリ性食品・2割を酸性食品に近づける考え方や食材の組み合わせに注意するのが特徴です。なお、食品の酸性・アルカリ性によって体のpHが変わるという医学的根拠はなく、健康な人の血液のpHは体内でほぼ一定に保たれています。
この記事では、エドガーケイシー食事療法の基本的な考え方や取り入れたい食材、控えたい食材、日常で実践しやすいレシピ例を初心者向けに解説します。
治療法としてではなく、食生活を見直すための参考として、自分に合う形で無理なく取り入れるために役立ててください。
持病のある方・服薬中の方、特に糖尿病・腎臓病・心臓病の方は、食事内容を大きく変える前に医師・管理栄養士に相談してください。
エドガーケイシーとは?病気や心の悩みに向き合った人物
エドガー・ケイシーは、病気や心の悩みを抱える人の質問に答えた人物として知られています。
20世紀に活躍したアメリカ人で、眠れる予言者と呼ばれることもあります。
深く眠ったような状態で質問に答える方法は「リーディング」と呼ばれ、健康や食事、生活習慣、心の持ち方、人生の悩みなど幅広い内容が記録されました。
ケイシーが残したリーディングは約14,000件にのぼるとされ、その中には食事療法やオイルマッサージ、湿布、休息、祈りなど、心と体のバランスを重視する考え方も含まれています。
ただし、エドガー・ケイシーは現代医学の医師ではありません。
医学的な治療法としてではなく、自然療法や食生活を見直すための考え方として参考にすることが大切です。
エドガーケイシー療法とは?生活全体を整える考え方

エドガーケイシー療法とは、食事だけでなく、休息や運動、排泄、心の持ち方などを含めて、生活全体を整えることを目指す自然療法の考え方です。
エドガー・ケイシーは、人は肉体だけでなく、心や精神面も含めてバランスを整えることが大切だと考えていました。
リーディングでは病気への対処だけでなく、生き方や考え方、日々の習慣についても語られたとされています。
健康に関する考え方としては、「CARE」と呼ばれる4つの基本原則があります。
Assimilation:同化・消化吸収
Relaxation:休息
Elimination:排泄
この中で、食事療法は「Assimilation」、つまり食べたものを消化吸収する働きと深く関係しています。
エドガーケイシー食事療法は、エドガーケイシー療法の一部であり、食事を通じて体に負担をかけにくい生活を目指す考え方です。
食事だけを厳しく制限するのではなく、睡眠や休息、適度な運動、心を落ち着ける時間なども合わせて見直しましょう。
エドガーケイシー食事療法の考え方

エドガーケイシー食事療法は、エドガーケイシー療法の一部として、日々の食事を通じて心身のバランスを整えることを目指す考え方です。
病気を直接治す方法ではなく、野菜や果物を中心にした食事を意識し、加工食品や脂っこい食事を控える食生活を通じて、日々の生活習慣を見直すためのものとして捉えるとよいでしょう。
エドガーケイシー食事療法では、酸性食品とアルカリ性食品のバランスを意識しながら食べ合わせにも注意します。
エドガー・ケイシー食事療法を取り入れる際は、治療法としてではなく、食生活を見直すための参考として無理のない範囲で実践することが大切です。
野菜や果物を中心にした食事を意識する
エドガー・ケイシー食事療法では、食事全体の多くを野菜や果物で構成する考え方があります。
特に、以下の葉物野菜や旬の果物を積極的に取り入れることが重視されています。
・セロリ
・ほうれん草 など
野菜や果物にはビタミン、ミネラル、食物繊維などが含まれているため、日々の食事を整えるうえでも取り入れやすい食品です。
まずは毎食完璧に変えようとするのではなく、昼食にサラダを加える、間食を果物に置き換えるなど、続けやすい方法から始めるとよいでしょう。
加工食品や脂っこい食事を控える
エドガー・ケイシー食事療法では、加工食品や脂質の多い食事を控えることも大切な考え方です。
ハムやソーセージなどの加工肉、スナック菓子、揚げ物などは、食事内容が偏りやすく、胃腸に負担をかけやすい食品とされています。
そのため、できるだけ素材に近い食品を選び、蒸す・煮る・焼くといったシンプルな調理法を取り入れることがすすめられています。
外食や惣菜を利用する場合も、揚げ物ばかりを選ばず、野菜料理や魚料理を組み合わせると無理なく続けやすいでしょう。
酸性食品とアルカリ性食品のバランスを整える
エドガー・ケイシー食事療法では、酸性食品とアルカリ性食品のバランスも重視されています。
野菜や果物など
肉類・精製された穀物・砂糖など
エドガー・ケイシー食事療法では、食事全体の8割をアルカリ性食品、2割を酸性食品に近づける考え方が知られています。
ただし、最初から厳密な割合を守ろうとすると負担になりやすいため、まずは野菜や果物を増やし、加工食品や揚げ物を減らすことから意識するとよいでしょう。
エドガーケイシー食事療法で取り入れたい食材一覧

エドガー・ケイシー食事療法では、野菜や果物を中心に、できるだけ自然に近い食品を取り入れることが重視されています。
主食は精製されたものよりも、全粒穀物や芋類などを選ぶ考え方があります。
飲み物についても、水分補給を意識しながら、コーヒーや紅茶の飲み方に注意することが大切です。
野菜・果物|サラダやりんごを取り入れる
エドガー・ケイシー食事療法では、食事の中心に野菜や果物を取り入れることが基本とされています。
生で食べられる葉物野菜や香味野菜を使ったサラダは、日常に取り入れやすいメニューです。
果物では、りんごがよく知られており、間食や朝食の一部として取り入れやすい食材です。
取り入れたい野菜・果物の例は、以下のとおりです。
・セロリ
・にんじん
・クレソン
・ほうれん草
・きゅうり
・りんご
・ぶどう
・梨
・ベリー類
ただし、柑橘系の果物は穀物と一緒に食べないなど、食べ合わせに注意する考え方もあります。
最初は難しく考えすぎず、毎日の食事にサラダや果物を一品加えることから始めるとよいでしょう。
主食・炭水化物|さつまいもや全粒穀物を選ぶ
主食や炭水化物は、白米や白いパンなどの精製された食品よりも、未精製の穀物や芋類を選ぶ考え方があります。
全粒穀物や芋類は、食物繊維やビタミン、ミネラルを含むため、日々の食事を整えるうえでも取り入れやすい食材です。
主食・炭水化物として取り入れたい食材の例は、以下のとおりです。
・全粒粉パン
・オートミール
・さつまいも
・じゃがいも
・かぼちゃ
ただし、エドガー・ケイシー食事療法では、複数のデンプン質を一度の食事で重ねない考え方もあります。
たとえば、パンとじゃがいも、米とさつまいもを同じ食事で多く摂るよりも、主食は一種類に絞ると取り入れやすくなります。
飲み物|コーヒーの扱い方に注意する
飲み物は、水を基本にしながら、必要に応じてハーブティーなどを取り入れる考え方があります。
エドガー・ケイシー食事療法では、1日1.5リットル以上の水を目安とする考え方があります(心臓病や腎臓病などで水分制限を指示されている方は、医師の指示に従ってください)。
コーヒーや紅茶は完全に避けるものではありませんが、飲み方や組み合わせに注意が必要とされています。
特に、砂糖やミルクを多く加えた飲み方や穀物と一緒に摂ることは避ける考え方があります。
飲み物を選ぶときのポイントは、以下のとおりです。
・ハーブティーを取り入れる
・コーヒーはブラックを基本にする
・砂糖やミルクを入れすぎない
・コーヒーと穀物を一緒に摂るのは避ける
・食事中よりも食間の水分補給を意識する
コーヒーを飲む習慣がある人は、いきなりやめるのではなく、飲む量やタイミングを見直すことから始めると続けやすくなります。
エドガーケイシー食事療法で控えたい食材一覧

エドガー・ケイシー食事療法では、野菜や果物を中心にする一方で、加工食品や脂質の多い食事を控える考え方があります。
加工肉や揚げ物、精製された食品は、食生活が偏りやすくなるため注意が必要です。
また、エドガー・ケイシー食事療法では、食材そのものだけでなく、食べ合わせにも独自の考え方があります。
ここでは、控えたい食材や注意したい組み合わせを整理しましょう。
加工食品や保存料の多い食品
ハムやソーセージなどの加工肉、インスタント食品、スナック菓子などは、できるだけ控える食品とされています。
これらの食品は、塩分や脂質、食品添加物を多く含むものもあり、日常的に摂りすぎると食事全体のバランスが崩れやすくなります。
控えたい食品の例は、以下のとおりです。
・ベーコン
・ソーセージ
・インスタント食品
・スナック菓子
・菓子パン
・保存料や着色料の多い加工食品
・砂糖を多く含む菓子類
完全に避けることが難しい場合でも、頻度を減らす、原材料がシンプルなものを選ぶ、手作りできるものは自宅で調理するなど、無理のない範囲で見直すとよいでしょう。
揚げ物や脂質の多い食事
エドガー・ケイシー食事療法では、揚げ物や脂質の多い食事も控える対象とされています。
揚げ物は油を多く使うため、食べすぎると胃腸に負担を感じやすく、食事全体の脂質量も増えやすいです。
豚肉や牛肉などの脂質が多い肉類についても、頻度や量に注意する考え方があります。
控えたい食事の例は、以下のとおりです。
・唐揚げ
・フライ
・ポテトチップス
・脂身の多い肉
・豚肉や牛肉の食べすぎ
・バターやマーガリンを多く使った料理
・こってりしたソースやドレッシング
調理法を選ぶときは、揚げるよりも、蒸す・茹でる・焼く・煮るといった方法を選ぶと取り入れやすくなります。
油を使う場合も、量を控えめにすると続けやすいでしょう。
食べ合わせに注意したい食品
エドガー・ケイシー食事療法には、食材の組み合わせに関する独自の考え方もあります。
食材の性質によって消化のしやすさが異なるため、組み合わせによっては胃腸に負担がかかりやすいとする考え方です。
現代の栄養学とは異なる部分もあるため、厳密なルールとしてではなく、食べ方を見直す参考として捉えるとよいでしょう。
注意したい食べ合わせの例は、以下のとおりです。
・オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類 と パンやシリアルなどの穀物 を一緒に食べる
・じゃがいも と パンなど デンプン質の多い食品 を一度に複数摂る
・コーヒー と 穀物 を同じタイミングで摂る
・甘いもの と 炭水化物 を重ねて摂る
最初からすべての食べ合わせを避ける必要はありません。
まずは「主食を一種類にする」「果物は単独で食べる」など、実践しやすいところから意識するとよいでしょう。
エドガーケイシー食事療法のレシピ例

エドガー・ケイシー食事療法のレシピは、野菜や果物を中心にしながら、蒸す・焼く・煮るといったシンプルな調理法で組み立てるのが基本です。
難しい料理を作る必要はなく、普段の食事にサラダや温野菜、果物を取り入れるだけでも始めやすくなります。
朝食|果物や軽めのメニューを中心にする
朝食は、果物を中心に軽めに済ませる考え方があります。
りんごや柑橘系の果物を単体で食べるほか、温かく煮たり焼いたりしたりんごを取り入れる方法もあります。
穀物を食べる場合は、果物と同じタイミングで摂らず、時間を空けるとよいでしょう。
・焼きりんごにする
・オレンジやグレープフルーツを単体で食べる
・オートミールを少量取り入れる
・ハーブティーや白湯を合わせる
朝からしっかり食べたい場合も、菓子パンや揚げ物ではなく、果物や未精製の穀物を中心にすると取り入れやすくなります。
昼食|生野菜をサラダでたっぷり取り入れる
昼食は、生野菜を使ったサラダを中心に組み立てると実践しやすくなります。
レタス、セロリ、にんじん、きゅうり、クレソンなどを組み合わせ、ドレッシングはオリーブオイルやレモン汁を使ってシンプルに仕上げます。
必要に応じて、魚や鶏肉を少量加えると、満足感も出しやすいです。
・にんじんときゅうりのサラダ
・クレソンや葉物野菜を使ったグリーンサラダ
・白身魚を添えたサラダプレート
・蒸し鶏を少量加えた野菜サラダ
外食の場合は、揚げ物を避け、サラダや魚料理を選ぶと無理なく取り入れやすいでしょう。
夕食|温野菜と魚・鶏肉を組み合わせる
夕食は、温野菜と魚や鶏肉を組み合わせると、体に負担をかけにくい食事に整えやすくなります。
ブロッコリー、カリフラワー、ほうれん草、にんじんなどを蒸したり煮たりし、白身魚や鶏肉を焼く・蒸すなどの調理法で合わせます。
油を多く使う揚げ物よりも、素材の味を活かした調理法を選ぶことがポイントです。
・鶏むね肉と温野菜の蒸し料理
・ほうれん草とにんじんの温野菜
・野菜スープと焼き魚
・さつまいもと温野菜の軽めの夕食
主食を入れる場合は、玄米やさつまいもなどを少量にし、デンプン質を重ねすぎないように意識するとよいでしょう。
間食|りんごやナッツを取り入れる
間食をする場合は、菓子類やスナック菓子よりも、果物やナッツなどを選ぶと食事全体のバランスを整えやすくなります。
甘いものが欲しいときは、砂糖を多く使った菓子ではなく、果物を取り入れると続けやすくなります。
・ベリー類
・アーモンド
・ハーブティー
・焼きりんご
・さつまいもを少量
間食も完璧に制限する必要はありません。
まずは、普段の菓子類を果物やナッツに置き換えるところから始めると、無理なく取り入れやすくなります。
エドガーケイシー食事療法を始めるときの注意点

エドガーケイシー食事療法は、日々の食生活を見直す方法の一つとして知られています。
ただし、エドガーケイシー療法は医療行為ではなく、病気の治療に代わるものではありません。
自己判断で極端な食事制限をしたり、現在受けている治療を中断したりすると、かえって体調に影響する可能性があります。
持病がある人や服薬中の人は、医師や管理栄養士などの専門家に相談しながら取り入れることが大切です。
病気の治療目的で自己判断しない
エドガーケイシー療法に関心がある人の中には、アトピー性皮膚炎や乾癬、慢性的な不調などをきっかけに食事療法を調べている人もいるでしょう。
ただし、エドガーケイシー食事療法は、病気を直接治すための治療法ではありません。
自己判断で薬をやめたり、通院を中断したりすることは避けるべきです。
食事内容を大きく変えることで、体調や服薬への影響が出る可能性もあります。
治療中の病気がある場合は、必ずかかりつけの医師に相談し、必要な治療を継続しながら食生活の見直しとして取り入れることが重要です。
極端な食事制限にしない
エドガーケイシー食事療法には、食材の選び方や食べ合わせなど、さまざまな考え方があります。
しかし、最初からすべてを完璧に守ろうとすると、食事の選択肢が狭くなり、ストレスにつながる可能性があります。
まずは、揚げ物を減らす、サラダを一品加える、加工食品の頻度を減らすなど、取り入れやすい方法から始めるとよいでしょう。
外食や付き合いで理想通りの食事ができない日があっても、無理に制限しすぎる必要はありません。
次の食事から整えるという柔軟な姿勢で続けることが大切です。
持病がある人は医師に相談する
以下の持病がある人は、エドガーケイシー食事療法を始める前に医師へ相談する必要があります。
- 糖尿病
- 腎臓病
- 心臓病
- 高血圧 など
たとえば、腎臓病ではカリウムの摂取量に注意が必要なケースがあり、野菜や果物を多く摂る食事が合わない場合があります。
糖尿病では炭水化物や果物の摂り方を管理する必要があり、持病の状態によって、適した食事内容は異なります。
エドガーケイシー療法を参考にする場合でも、自己判断で大きく食事を変えるのではなく、専門家の指導を受けながら安全に進めることが大切です。
エドガー・ケイシー食事療法に関するよくある質問

エドガー・ケイシー食事療法について、よくある質問をまとめました。これから始める方はもちろん、すでに取り組んでいる人も、ぜひ参考にしてください。
初心者でも簡単に始められる最初のステップは何ですか?
最初からすべてのルールを守る必要はありません。
外食や付き合いが多い場合はどのように食事を選べばよいですか?
完璧を目指さず、その場でできる選択を意識することが大切です。
エドガーケイシー食事療法の本はありますか?
『エドガー・ケイシーの食事療法』や『癒しのオイルテラピー』などが有名です。
より詳しく知りたい場合は、入門書や食事療法に特化した本を参考にするとよいでしょう。
ひまし油湿布など他のケイシー療法と併用した方が効果的ですか?
ただし、体質や体調によって合わない場合もあるため、不安がある場合は専門家に相談しながら取り入れると安心です。
まとめ|エドガーケイシー食事療法の基本を知って無理なく取り入れよう

エドガーケイシー食事療法は、野菜や果物を中心に、加工食品や脂っこい食事を控えて食生活を整える考え方です。
酸性食品とアルカリ性食品のバランス、食材の選び方、食べ合わせなどに特徴がありますが、最初からすべてを完璧に守る必要はありません。
まずはサラダや果物を一品加える、揚げ物や加工食品を減らすなど、できることから無理なく取り入れていきましょう。


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